スチューベン栽培の歴史
スチューベンは半世紀以上前にニューヨークで生まれました。 紀元前から続くぶどうの歴史の中ではかなり新しい品種ですが、 その甘さと貯蔵性の高さで、それまでキャンベルとナイアガラが独占していた市場に一気に広まりました。
1947 | ニューヨーク農業試験場でスチューベンの育種開始。 |
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1952 | 日本の農林省果樹試験場に導入される。 |
1965 | 減反政策により水田からぶどうへの作付け転換が行われる。この当時の主力品種は「キャンベル」 |
1968 | 青森県での育種が始まる。 |
1972 | 数件の生産者がスチューベンへの切り替えを行う。 |
1974 | 当時の県ぶどう協会会長・木村順一郎氏がその甘さと貯蔵性に目をつける。 |
1979 | 鶴田町の生産者を中心に「津軽ぶどう協会」を設立。 |
2000 | 生産者32人により「津軽ぶどう村」を設立。 |
ぶどうは人類が最も慣れ親しんだ果物
ぶどうは歴史が古く、紀元前3000年ごろには原産地であるコーカサス地方やカスピ海沿岸ですでにヨーロッパブドウの栽培が開始されていました。
ワインとして飲料や、乾燥させた保存食(レーズン)として、利用価値が高く、5000年人類と共にあり世界中で栽培されている植物です。
生産量を見ても、バナナ・柑橘類・リンゴと生産量を競い合う、人類が最も利用する果物の一つです(生産量のうち80%はワイン用!)。
日本においても鎌倉時代から栽培が行われ、甲斐(山梨)が生産の中心となりました。その後は北海道から九州まで日本各地で生産されています。